高校生たちへの手紙

ある大人「M」のエピソード


 手遅れだった。すべてが終わってからやっと、Mは自分の犯した大きな過ちに気づいた。。。


 中学校の勉強では壁にぶつかることなく、第一志望の高校に無事に合格できたMだが、高校での勉強はそう簡単にはいかなかった。毎日、膨大な量の授業の予習・復習(宿題)と小テストを課されたMは、1年の途中で徐々に授業の内容が難しくなるにつれて、授業や小テスト、定期テストをその場しのぎで回避する癖がついていった。


 2年のときには、まわりと学力の差が大きくついてしまい、勉強に注ぐべき力を全て部活に注いだ。結果、部活ではそれなりにいい成績を残せたが、勉強ではまわりに比べて大きく遅れをとった。

 3年になってすぐに部活を引退し、塾に通うことになったが、このときのMは親に無理やり塾に通わされているという態度で、受験生としても人間としても失格だった。受け身の勉強をしていたMは、特に目標や志望校を決めず、どこかに受かればいいやという気持ちで受験をした。結果、センター試験では6割もとれず、受験した私立大学は全て不合格となり、浪人することとなった。


 このあと始まる浪人生活がどれほど過酷で、どれほど家族に迷惑をかけるのかを知らずに、大学受験を完全になめていたM。気づいた頃にはもう、とりかえしのつかない状況になっていた。


 その後、それなりに一生懸命勉強したMだが、高校の勉強の基礎を固めるには浪人時代の半年以上の時間がかかった。夏ごろに、自分のように悔いが残った高校生活を送らないように高校生を支えられる教員になりたいと思い、進路が明確になった後はMの成績も良くなっていったようだ。


 最終的に、Mはセンター試験では7割をとることができたが、第一志望の大学はあきらめることになってしまった。ただ、合格した第二志望の大学ですばらしい先輩・同期・後輩に恵まれ、充実した大学生活を送った(結局、大学でも部活に熱中してしまい、勉強が疎かになったようだが…)Mは現在、その大学で学び興味をもっていたことができる仕事に就かせていただいているそうだ。教育者としても人間としてもまだまだ未熟なMを、これからもどうぞよろしくお願い致します。


黎明学舎に来てくれているみんな、

そして勉強で悩んでいる高校生のみなさんへ「M」からのアドバイス


① 今、自分ができることを毎日コツコツと積み重ねていこう!

自分が毎日これだけはやると決めた「1」もしくは「1.1以上」の努力を積み重ねよう!

今日はこれでいいやと満足し、自分に甘い「0.9」の努力を続けないように注意。


② 毎日の授業を大切にし、その授業の予習や復習(宿題)、小テストの対策をしっかりやろう!

学校での勉強を疎かにすると、やがて自分の首を絞めることになります。

わからないことがあるときは、自分で調べたり、友達に聞いたり、それでもわからないとき

は学校の先生や我々黎明学舎のスタッフを頼りにしてください!


③ 次の学年のスタートに向けて、この冬休みから春休みまでの3カ月を有意義に過ごそう!

今すぐ行動し始めれば、まだまだみなさんの学力や成績はのびていきます!

1年生は、2年生になると、学習内容が少し難しく感じるようになると思うので、

苦手な教科の中学や1年生前期の学習内容を復習し、基礎を固めていけるようにしよう!

2年生は、3年生になる前に、優先順位を決めて、各教科の苦手な部分をできるだけ克服するようにしよう!


④ 自ら積極的に学ぼう!

受け身でいやいや勉強していては、力はなかなか身につきません。

何か情報や経験を得られる機会があれば、積極的に参加するようにしよう!


⑤ 目標をもって、お互いに競い合いながら高めていこう!

第一志望の大学に合格するためには、かなりの覚悟と努力が必要になります。

1人1人が高いモチベーションをもって、黎明学舎全員で頑張っていきましょう!

 

 黎明学舎がオープンから4カ月経ちましたが、果たしてどれだけみなさんのお役に立てているのか、という不安もありつつ、試行錯誤の日々が続いております。まだまだ不十分な点も多いかと思いますが、これからも全力でみなさんのサポートをさせていただきますので、黎明学舎そして我々スタッフを上手に活用してください。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。