急速な成長の理由
こんにちは。
残暑が絶賛継続中の阿賀町公営塾 黎明学舎です。
昨日の夜は、ある生徒ちゃんと一緒に勉強をがっつりマンツーマンで行なっていました。
その生徒ちゃんは最初、ひとりでノートや教科書を見ながら勉強していましたが、私が観察していると手が動いておらず、身体も硬直状態、、、
おや、これは何か変な感じが。。。
と感じた私は「順調??」と声がけしました。
(集中している可能性もあるので配慮は大切)
すると、生徒ちゃんから、
全然、わかりません。。。
との一言が。それで硬直するんかい!w
ということで、ひとりでやるのではなく、一緒にやろう。と提案し、その提案に賛同したのでマンツーマンで学習。その範囲だけでなく、基礎知識も引き出しながら理解を深めていきました。
すると、私の問いの投げかけに対して的確に答えるんです。
他生徒の傾向的に「これは答えられないだろうな」と思ったことも、この生徒ちゃんはスムーズに答えられました。
あれ?
わからないって言ってたけど、実はわかってるんじゃ???
と疑問を持ったので、終了後こんな質問をしました。(結構、このふりかえり質問します)
私:一緒にやる前、この範囲の理解度は10点中何点だった?
生徒:う〜ん、、、、1点。
私:潔いw。そしたら、一緒にやってみて今の理解度は何点?
生徒:8点!!
私:この1時間でプラス7点て凄いで!その吸収力、ハンパないって!!
そして、次が大切なこと。
ここにこの生徒ちゃんの成長のヒントが隠されているはず。
私:そしたら、このプラス7点の変化はなぜ起こったと思う?
生徒:(しばし考え中)一人でやってる時は、自分で自分がわからないことがわからなかったので、自分で何をしたらいいかわからなかった。
私:お、おお、似たフレーズだらけやなw
生徒:けど、一緒にやって質問をしてもらいながらやると、自分がどこがわからなくて、どこがわかって、どうすればわかるのかがわかったから7点上がったと思います。
【ポイントまとめ】
1:必要な知識はインプットされている
2:しかし、脳内の知識の引き出しが整理されておらず、必要な時に必要な物を取り出せない
3:勉強やテストには時間がつきもの。時間内に知識を探せず失敗
4:勉強はしてる。知識も持ってる。けど出来ないことからくる、自信喪失&自己嫌悪
そこで、今回のやりとりから見えたこの生徒ちゃんのサポート方法は「対話学習」です。
そして、私のなりきりイメージは「現場監督」です。つまり、
1:必要な知識はあるけど、今脳内に乱雑に置かれている状態。
2:それを少し高い視点から、私が「あ、今これ必要な知識だよ」と教えてあげる。
3:それを拾ってきて、組み合わせて、考えることで、目の前の問題が解ける。
4:今の自分でも解ける・わかるという経験を積むことで、小さな自信がつく。
5:二人三脚でやることで、だんだん脳内知識が整理されスッキリしていく。
6:脳内引き出しにラベルを貼り、何がどこに収納されているかがハッキリする。
7:自分ひとりでもいつでも必要な知識を引き出せるようになり「できる」が増えていく
このサイクルが5〜6段階目まで行くと、もう自分ひとりで走れるようになります。
この経験は勉強だけではなく、社会に出てからもいろんなことを学び・経験する中、きっと力になる経験だと思います。
さぁ、明日も二人三脚でがんばろう!!
challenge change chance
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